こんにちは!兵庫・大阪エリアでシャッター修理・交換を行っている『(株)若松シャッター』代表の若松です。今回は【手動シャッターの電動化】について、17年の現場経験から分かりやすく解説します。
結論から言うと、当社がお請けしている手動シャッターの電動化は「いまのシャッターにモーターだけを足す工事」ではありません。上のケースに入っているシャフト(巻取り軸)を、開閉機(モーター)とバネが工場で組み込まれた新品ユニットごと入れ替えるやり方が中心になります。判断の分かれ目になるのは、そのまま使い続けるスラット・ガイドレール・ケースの状態と、シャッターの近くで電源が取れるかどうかの2点です。電気工事を伴うため、ご自身での施工はできません。
お客様
電動にするなら、コンセントからの線は自分で延ばしておこうと思うんです。そのほうが工事も早く済みますよね?
若松代表
電源の配線は、ご自身ではしないでください。電気工事士の資格が要る作業なので、当社でシャッターの工事とあわせてお請けします。
毎日シャッターを上げ下げしていると、ふとした瞬間に「これ、電動にできないのかな」と思うことがありますよね。腰や肩にくる、雨の日に外へ出るのがおっくう、夜遅くに閉めると音が響くのが気になる。きっかけはお客様によってさまざまですが、ご相談の入口として「前より重くなった気がする」というお声もいただきます。
ただ、電動化はカタログを見て決められる工事ではありません。同じ「電動化」でも、上だけを新しくするのか、本体ごと入れ替えるのかで中身がまったく変わりますし、電源をどこから引くかによっても話が変わります。この記事では、方法の違い、ご相談の前にご自身で見ておいていただきたいこと、そして決める前に知っておくと迷いにくくなる材料を、順にお話ししていきます。
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大阪市此花区で電動化のご相談をいただく場面
お客様
夫は電動にしようと言うんですが、手でもまだ上がるので、今やるべきなのか決めかねていて……
若松代表
ふだん途中で手を離したとき、シャッターはどうなっていますか?胸のあたりで止まっていますか?
お客様
胸のあたりで止まります。ただ、上げはじめが前より少し重い気がします。
若松代表
胸の高さで止まっていても、前より重くなったなら、一度点検しましょう。確認のために動かさず、ふだん感じた重さや引っかかりをお知らせください。
電動化を考えはじめるきっかけ
きっかけとしてお聞きするのは、「重くなってきた」というお声です。ご本人は「歳のせいかもしれない」とおっしゃることもありますが、実際に現場で確認してみると、シャッターの重さを支えているバネの力が落ちていて、その分だけ人の腕にかかる負担が増えている、ということがあります。体力の問題ではなく、シャッター側が変わっているわけですね。
天候と時間帯がきっかけになることもあります。雨の日にわざわざ外へ出て上げ下げするのがつらい、夜に閉めるときのガラガラという音が近所に響くのが気になる、といったご相談です。あとは「閉め忘れが心配」という防犯面のご相談もいただきます。
大阪市此花区でいただくご相談の傾向
大阪市此花区は、北を淀川、南を安治川にはさまれ、西は大阪湾へ向かって細長く伸びる区です。内陸側には住まいと店舗・小さな作業場が近い距離で並び、湾岸側には倉庫や物流の施設が集まっています。
電動化のご相談では、手動で上げ下げするときの重さと、1日に何回使うかを伺います。使う回数に加えて、いまのスラット・レール・ケースの状態を見て、工事の方法を判断します。海に近いぶん、スラットやレールのサビの出方も、方法1と方法2の分かれ目になりやすいところです。
取付工事というのは、電動シャッターを新しく一から据え付けて納める工事です。巻取り軸を水平に据え、電源をどこから引き、操作する場所をどこに置くかまで、すべて現場で決めて仕上げます。つまり「電動にしたあと、毎日どういう使い勝手になるのか」を、カタログの説明としてではなく、実際に据えた側として分かっている、ということです。ご相談のときに「そのスイッチの位置だと、車を停めてから遠回りになりますよ」といった話ができるのは、この経験があるからです。
もうひとつ、同じ区の中でもお住まいのガレージと、店舗や作業場とではご相談の中身が変わります。1日に1回か2回しか動かさないシャッターと、朝夕に加えて日中も何度も上げ下げするシャッターとでは、「電動にして楽になる度合い」がまったく違うからです。回数が多い使い方ほど、電動化の効き目は大きくなります。
今は手動のままでも困らない場合
反対に、急いで電動にしなくてよい状態もあります。目安になるのは、ふだんの使用で、中間あたりの高さで止まっていたかどうかです。確認のために動かすのは、軽く上がって引っかかりや傾きがなく、下に人や物がない場合だけにしてください。すでに重い場合は試さず、ふだんの様子をお知らせください。ふだん軽く上がって中間あたりで止まり、以前より重くなった感じや引っかかり、傾きがないのであれば、急いで電動化する必要はありません。
この場合は、レールのお掃除と潤滑を続けながら様子を見ていただくのが現実的です。逆に、上げ下げの途中で手を離すとどの高さでもストンと落ちてくる、という状態であれば、それは修理と電動化を同じテーブルに載せて考えたほうがよい合図です。
手動シャッターを電動化する方法は大きく2つ
ここが、いちばん誤解されやすいところです。電動化と聞くと「いまのシャッターにモーターを取り付ける」という絵を思い浮かべる方もおられますが、当社がお請けしている工事は、そういう足し算ではありません。
方法1:シャフト(巻取り軸)ごと新品ユニットに交換する
当社の電動化では、このやり方が中心です。シャッターの上部にあるケースの中には、スラットを巻き取るための巻取り軸が入っています。この巻取り軸を、開閉機(モーター)とバネがメーカーの工場であらかじめ組み込まれた新品のユニットごと、丸ごと入れ替えます。開閉機は巻取り軸に組み込まれた状態で届きますので、あとから外側に何かを取り付けるわけではありません。
このやり方の良いところは、上まわりがそっくり新品になることです。いま入っているバネがどれだけ働いてきたかを気にする必要がありませんし、モーターとバネの組み合わせもメーカー側で合わせてあります。そして、スラット・ガイドレール・ケースは今のものをそのまま使えますので、本体ごと入れ替えるより工事の規模は小さく収まります。
言い方を変えると、当社の電動化は「上を丸ごと新しくして、下と横は続けて使う工事」です。ですから、続けて使う下と横の状態が、そのまま方法の分かれ目になります。
方法2:本体ごと電動シャッターに交換する
スラットのサビや変形が進んでいる、ガイドレールの溝が歪んでいる、ケースが傷んでいる。こうした場合は、上だけを新しくしても、続けて使う側が先に傷んでしまいます。せっかくモーターの力で静かに動くようになっても、レールが引っかかっていれば意味がありません。
その場合は、シャッター一式を電動のものに入れ替えるご提案になります。工事の規模は大きくなりますが、全体が同じ時期のものに揃いますので、そのあとの手入れの見通しは立てやすくなります。どちらを選ぶかは、現地で本体側を見せていただいてからのお話です。
市販の「後付け電動化キット」という選択肢について
インターネットで調べると、いまあるシャッターにモーターだけを後から足す電動化キットが市販されています。これは実際に存在する方式で、ご自身で取り付ける方も、施工している業者さんもいらっしゃいます。
当社はこの方式を採用しておらず、開閉機とバネが組み込まれた巻取り軸ごと新品に替えるやり方を選んでいます。どちらが良い悪いという話ではなく、当社はこのやり方を選んでいる、ということです。
選ぶときの材料としてお伝えしておくと、後付けキットは今あるバネと巻取り軸をそのまま使う前提の方式です。ですから、いまのバネと巻取り軸の傷み具合は、判断の材料になります。バネがまだしっかり働いているシャッターと、すでに重くなっているシャッターとでは、同じ工事でも前提が違ってくる、ということですね。
ご相談の前にご自身で確認しておきたい3つのこと
お客様
3つの確認は、外から見るだけで済むんでしょうか?
若松代表
スラットとレールとケースは、外から見るだけにしてください。手を離して止まり方を見るのは、軽く上がって引っかかりもないときだけにしてくださいね。
お客様
レールの溝の奥が見えにくいので、指を入れて触って確かめてもいいですか?
若松代表
溝に指は入れないでください。端で指を切ることがあります。地上から見える範囲を、離れた位置から写真に撮っていただければ十分です。
お電話やLINEでご相談いただくときに、次の3つを見ておいていただけると、こちらからお伝えできる内容がぐっと具体的になります。
確認1:途中で手を離したとき、どこで止まるか
無理なく持ち上げられる場合に限り、シャッターの下に人や物がないことを確かめて、手動シャッターを胸の高さくらいまで上げて、そっと手を離してみてください。正常な状態であれば、中間あたりでピタッと止まります。バネの力加減で止まる位置に多少の幅はありますが、おおむね真ん中あたりです。なお、いちばん上の近くやいちばん下の近くでは、そもそもピタッとは止まりませんので、そこでは試さないでください。
どの高さで手を離してもストンと落ちてくるようであれば、重さを支えるバネの力が弱まっているサインです。この場合は「重いから電動にしたい」ではなく「重くなった原因がすでにある」状態ですので、修理と電動化をひと続きで考えることになります。
試すときは、必ずシャッターの下に人も物もない状態で行ってください。腰より低い位置では手を離さないでください。すでに上げるのがつらい、斜めになる、途中で引っかかるといった様子があるときは、この確認のために動かさず、ふだん手を離したときの様子を覚えている範囲でお聞かせください。
確認2:スラット・ガイドレール・ケースにサビや変形がないか
方法1を選ぶ場合、この3つはこれからも使い続ける部分です。ですから、ここの状態が「上だけ替えれば済むのか、本体ごとになるのか」を決めます。
- スラットは下のほうを見てください。車や台車をぶつけやすいのは、いつも足元です
- ガイドレールは、地上から見える範囲で溝のへこみや変形を確認してください。指を入れたり、脚立に上がってのぞいたりする必要はありません
- ケースは合わせ目のあたりに、開いているところや大きなサビがないかを見てください
汚れが付いている程度であれば、判断に大きく影響することはありません。判断を左右するのは、形が変わっているかどうかです。溝の幅が狭くなっている、スラットが波打っている、といった変化が見えるようでしたら、そこは写真を撮っておいていただけると助かります。
確認3:シャッターの近くで電源が取れるか
見落とされやすいのがここです。電動化は、上を新しくする工事であると同時に、電気を引いて操作する場所を決める工事でもあります。
- シャッターの近くにコンセントがあるか
- 無い場合、分電盤はどのあたりにあるか
- 配線を通せそうな壁や天井の経路があるか
この配線工事には電気工事士の資格が必要ですので、ご自身での施工はできません。当社は代表が第二種電気工事士を持っており、電気の側もあわせてお請けしています。シャッター屋さんと電気屋さんで日程を分けて調整する、という手間がかからないのは、この体制の利点です。
「これは自分では難しそう」と感じられたら、無理をせずご相談ください。
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電動化を決める前に知っておきたい判断材料
バネの劣化が原因なら、修理と電動化を一緒に検討できます
手動シャッターが重いとき、当社がまず疑うのはバネの経年劣化ですが、横ずれやスラットの変形が原因のこともあります。バネの劣化が原因と分かり、スラット・ガイドレール・ケースをそのまま使える場合は、手動用の新品シャフトへ交換する修理と、開閉機・新品のバネが組み込まれたシャフトへ交換する電動化を比べられます。横ずれや変形が原因なら、その修正や部材交換を含めて検討します。現地で原因と本体の状態を確かめ、方法をご説明します。
間口・高さ・設置状況で選べる方法が変わる
シャッターの大きさや、取り付けられている状況によっては、方法1が使えないことがあります。上のケースに新しいユニットが収まる余裕があるか、天井までにどれだけ隙間があるか、といったことです。間口が広い、あるいは高さがある開口部ほど、動かす重さも大きくなりますので、選べる機種の幅も変わってきます。
また、シャッターの前に構造物があって作業スペースが取れない、というケースもあります。こればかりは図面や写真だけでは判断がつきませんので、現地で採寸させていただくことになります。「一度見にきてもらってから」というのは、こちらの都合ではなく、そうしないと正確なことが言えないためです。
ご自分で触らないでいただきたい場所
上のケースを開けて中を見てみよう、と思われる方がいらっしゃいますが、これはお控えください。いまお使いの手動シャッターであれば、上部の巻取り軸には強いバネが必ず入っています(電動でも、バネの力を併用するタイプには入っています)。強い力がかかった状態で固定されているものですので、知らずに緩めると危険です。
危険は2つに分けて考えてください。ひとつは、脚立などから人が落ちること。もうひとつは、支えているものが外れて、シャッター本体が落ちてくることです。どちらも、ご自宅でも、お店や作業場でも、起きてよいことではありません。上のほうを見る必要があるときは、こちらへお声がけください。
電動化したあとに知っておきたいこと
停電したときの動き方
停電のときのことも、ご質問をいただきます。電気で動く以上、停電中に通常の操作ができないのは故障ではありません。主要メーカーの機種には手で動かすための仕組みが付いていますが、その手順は機種ごとに違いますので、必ず取扱説明書のやり方に従ってください。
つまり「電動にすると停電時に開かなくなる」と一律に決まっているわけではありません。お引き渡しのときに、そのシャッターでの手順を必ずご説明します。停電時にどうしても開けたい事情がある場合は、そのことを工事の前にお伝えください。機種の選び方が変わります。
電動になっても、点検が要らなくなるわけではない
電動にすると、上げ下げの負担からは解放されます。ただ、動く部分がある機械であることは変わりませんので、手入れが不要になるわけではありません。ガイドレールの溝幅が変わったり、スラットが左右どちらかへ寄っていったりすることは、電動になっても起こります。人の腕で感じ取れなくなるぶん、むしろ気づきにくくなる、という面もあります。
開閉機(モーター)は年数ではなく開け閉めの回数で傷み、開閉1万回が交換の目安です。1日に何度も上げ下げする使い方であれば、その回数に早く届きます。分かりやすいサインは音と動きです。以前より動き出しがもたつく、上げ下げの途中でこれまで聞かなかった音が出る。こうした変化に1つでも気づいたら、早めに見せてください。
気になる電動化の費用について
電動化の費用は、間口と高さ、選ぶ方法(巻取り軸ごとの交換か、本体ごとの入れ替えか)、そして電源をどこから引くかで変わります。同じ「電動化」という言葉でも中身がまるで違いますので、ネットで見かけた相場だけを持って判断されると、あとで話が合わなくなりがちです。
当社では現地調査とお見積りを無料で行っています。代表が直接伺い、その場で「どの方法が向いているか」「おおよそどのくらいの規模になるか」をお伝えします。巻取り軸のユニットは寸法を測ってからの製作になりますので、現地で採寸したうえで正式なお見積りをお出しします。現地調査の日にその場で完了する工事ではなく、日を改めての施工です。シャフトごとの交換で収まる場合、工事自体は半日から1日で終わることが多いです。
実際の施工事例はこちら:施工事例一覧((株)若松シャッター)
大阪市での実例:
電動化・電動更新の実例:
会社のことをきちんと確かめてから相談したいという方は、対応エリア・実績・会社情報をまとめた(株)若松シャッター 公式トップもご覧ください。どのような者が現場に伺うのかも、ご確認いただけます。
よくあるご質問
Q1.いまのシャッターが古くても電動化できますか?
できる場合があります。方法1では巻取り軸ごと新品に替わりますので、上まわりの古さは問題になりません。判断が要るのは、そのまま使い続けるスラット・ガイドレール・ケースの側です。ここに大きなサビや形の変化があると、本体ごとの入れ替えをご提案することになります。現地で見せていただければ、その場でお伝えできます。
Q2.工事の日にシャッターは使えなくなりますか?
作業をしている間は開け閉めできません。お車の出し入れやお店の営業がある場合は、その予定を先に伺ったうえで段取りを組みます。開口部を開けたままにできない事情がある場合も、方法がありますのでご相談ください。工事の規模は現場によって変わりますので、お見積りのときに具体的な進め方をお伝えします。
Q3.電気工事も一緒にお願いできますか?
はい、あわせてお請けしています。代表が第二種電気工事士、当社の職人が第一種電気工事士を持っておりますので、配線が大がかりになる場合も当社の中で完結できます。シャッターの工事と電気の工事で業者を分けると、日程の調整も責任の所在も分かれてしまいますので、まとめてお請けできるようにしています。
Q4.市販の後付けキットを自分で取り付けてもいいですか?
後付けキットは市販されていますが、適合するかどうかや、既存のバネ・巻取り軸の状態を判断する必要があります。ケース内部の作業や配線工事をご自身で行わず、施工業者にご相談ください。当社は、開閉機と新品のバネが工場で組み込まれたシャフトごと交換する方式を採用しています。
Q5.大阪市此花区ですが、来ていただけますか?
大阪市此花区からの電動化のご相談も承っています。現場には代表が直接伺い、本体や電源の状態を確かめて、方法と概算をご説明します。現地調査・お見積りは無料です。
まとめ
当社がお請けしている手動シャッターの電動化は、モーターを足す工事ではなく、シャフト(巻取り軸)ごと、開閉機とバネが組み込まれた新品ユニットに入れ替える工事が中心になります。上まわりが丸ごと新しくなるぶん、判断の分かれ目になるのは、そのまま使い続けるスラット・ガイドレール・ケースの状態です。
ご相談の前には、ふだんの止まり方、本体側の見える範囲のサビや変形、近くの電源の位置をお知らせください。すでに重さや引っかかりがある場合は、確認のために動かす必要はありません。
重さの原因がバネの劣化で、本体をそのまま使える場合は、軸交換による修理と電動化を一緒に検討できます。大阪市此花区で電動化をご検討でしたら、まず設置場所とご相談の内容をお知らせください。代表が現地へ伺い、方法と概算をご説明します。どうぞお気軽にご相談ください。
お客様
ふだんの止まり方を思い出して、外から見えるサビと、電源の場所を伝えます。
若松代表
現場には、私が直接伺います。まずはお電話かLINEで、お気軽にご相談くださいね。
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