こんにちは!兵庫・大阪全域でシャッター修理・交換を行っている『(株)若松シャッター』代表の若松です。今回は【シャッターが斜めに下がる症状】について、17年の現場経験から分かりやすく解説します。
結論から言うと、シャッターが斜めに下がるとき、原因はほぼ3つのどれかです。①片側のガイドレールで溝幅が狭くなっている、②スラット(1枚1枚の板)が変形してレールの中で引っかかっている、③手動シャッターやスプリング併用型の電動シャッターで、片側のスプリングが切れている。伺う前にどれか見当をつける手がかりは、傾きが「ある日を境に」出たのか「気がついたら」出ていたのか、そして左右のどちらが低いのか、この2つです。そしてひとつだけ先にお願いがあります。傾いたシャッターを、直るかもしれないと何度も往復させないでください。
「下まで下ろしたのに、左の端だけ床から浮いている」「今朝いつもどおり上げようとしたら、片側だけ持ち上がらなかった」——大阪市都島区でも、こうしたお声をいただきます。左右で高さがそろわないというのは、見た目の話にとどまりません。左右で分け合っていたはずの重さや抵抗が、片側に寄ってしまっている状態です。この記事では、目の前の症状が本当に斜め下がりなのかの見分け方から、原因ごとの中身、ご自分で安全にできること、修理で何をするのかまでを順にお話しします。
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シャッターが斜めに下がるとはどんな状態か
最初に、いま目の前で起きている症状に名前をつけておきます。「まっすぐでない」という見え方は似ていても、隣り合う症状とは見る場所も直し方も違うためです。
閉めきったときに、片側だけ隙間が残っていませんか
見分け方でいちばん確かなのは、シャッターを下ろしきってから、座板(ざいた=いちばん下の板)と床の間を横からのぞくことです。右は床に着いているのに、左は指が入るくらい浮いている。床のラインと座板のラインが平行にならず、細長い三角形の隙間になっている。これが斜め下がりです。隙間が指1本分でも拳が入るほどでも、起きていることは同じで、進み方が違うだけです。
下ろす途中で「片側が先に進んで、もう片側が遅れる」ように見える。上げるとき、片側だけ何かに乗り上げるような感触がある。こうした出方も同じ症状です。道具は何もいりません。床のラインと見比べていただくだけで十分です。
「横ずれ」「はみ出し」とは別の症状です
お電話の段階で混ざりやすい症状が2つあります。どれも「まっすぐでない」と感じる点は同じですが、原因も直し方も別ものです。
- 斜め下がり——下ろしたとき、左右で高さが違う。この記事でお話ししている症状です。
- 横ずれ——スラット全体が左右のどちらかへ少しずつ寄る。開閉の振動や風で起こり、使っていれば必ずある程度は出ます。寄った側のレールにスラットが深く入り込み、レールの底に擦れて音が出るのが典型です。
- はみ出し——スラットが手前へせり出す。横ずれの延長で起こるものではなく、原因も見る場所も別の症状です。
どれに当たるか分からなくてもかまいません。「閉めても左右で高さが違う」「片側だけ浮く」とお伝えいただければ、こちらで見当をつけます。
シャッターが斜めに下がる主な原因
現場で実際に見るのは、次の3つです。触る場所も工事の大きさも、どれに当たるかで変わります。
原因1|ガイドレールの溝幅が狭くなっている
左右のガイドレールには溝が通っていて、スラットの両端はその溝の中を上下しています。この溝幅が、片側のどこかで狭くなると、そこを通るたびにスラットの端が引っかかり、狭くなった側だけ進みが遅れます。左右で下りる速さに差が出るので、傾いて見えます。
ここで押さえておきたいのは、レールが「ゆがんだ」わけではない、ということです。ガイドレールは建物に固定された部材ですので、全体が大きくたわむことはまずありません。溝幅が狭くなるのは、ほとんどが一度きりの物理的な衝撃です。車のバンパーを当てた、台車や資材の端をぶつけた、強い風で飛んできた物が当たった。そのときに溝の入り口の形が変わり、そこから症状が出はじめます。ホコリやサビが少しずつ溜まって溝が狭くなる、という進み方ではありません。
ですから伺ったとき、床に近い高さのレールに当たった跡がないかを最初に見ます。ご自身に心当たりがなくても、ご家族や従業員の方、配達の方が軽く当てていた、ということはよくあります。
原因2|スラットの変形・引っかかり
レールは無事でも、スラットの側が変わっていることがあります。1枚が曲がる、端が浮く、つなぎ目が開く。その1枚がレールの溝を通るたびに引っかかり、そこで左右の動きに差が出ます。
注意していただきたいのは、原因が1枚でも、負担はその1枚にとどまらないことです。毎回同じ高さで引っかかるということは、毎回同じ場所に余分な力がかかるということです。隣のスラットにも、レールの溝の同じ高さにも、傷みが移っていきます。「1枚だけ」のうちに見ておきたい症状です。
原因3|片側のスプリングが切れている(手動・スプリング併用型)
手動シャッターの上部、ケースの中にあるシャフト(巻取り軸)には、左右一対の強いスプリングが組み込まれています。バネの力を併用するタイプの電動シャッターも同じです。重いシャッターを人の腕で持ち上げられるのは、この2本が左右から重さを分け合っているからです。
片方が切れると、その側だけ支えがなくなります。ですから「昨日まで普通だったのに、今朝から片側だけ重くて、下ろすと斜めになる」という、日付を言えるほどはっきりした変わり方をします。じわじわ傾いてきたのではなく、ある日を境に変わった、というお話を伺ったときは、まずこの原因を疑います。切れる理由は基本的にスプリングの経年劣化です。
ただし電動シャッターの中には、モーターの力だけで開閉し、スプリングを持たない機種があります。そちらで傾きが出たなら、疑う場所は巻取り軸そのものの破損か、軸の収まりのずれです。「斜め」という言葉は同じでも、機種が違えば見る場所が変わる、ということです。
なお、このスプリングは巻取り軸の中で強く巻かれた状態のまま収まっています。切れたかどうかを確かめようとしてケースを開けることは、絶対になさらないでください。なぜ危ないのかは、次の章でお話しします。
ご自分で安全にできる確認と、触ってはいけない場所
先に申し上げると、斜め下がりはご自分で直せる症状ではありません。ただ、どんな傾き方をしているかを見ておくところまでは安全にできますし、それをお伝えいただけるだけで、伺ったときの話の進み方が変わります。
確認していただきたいのは、この3点です
- いつから傾いたか——「ある朝いきなり」なのか「いつの間にか少しずつ」なのか。急な変化ならスプリング、少しずつならレールやスラット、というのが最初の見当です。
- どちら側が下がるか——外から見て左右のどちらが低いか。あわせて、下ろし始めからずっと傾いているのか、途中の決まった高さから傾き出すのかも見ておいてください。決まった高さから傾くなら、その高さのレールかスラットに原因があることが多いです。
- ぶつけた跡がないか——左右のレールを、床から腰の高さまでゆっくり目で追ってみてください。探すのは、へこみ・こすれた線・塗装のはがれです。爪の先ほどの小さなものでも、見つかれば十分な手がかりになります。
この3点をお電話やLINEでお伝えいただけると、持っていく物と見る順番の見当がつきます。隙間の写真が1枚あれば、さらに確かです。
いちばんの応急対応は「それ以上動かさないこと」
引っかかっている場所に力をかけて往復させるほど、スラットの曲がりが進み、レールの溝の変形も広がります。動かしているうちに直る、という方向にはまず進みません。
防犯上どうしても閉めたい場合は、力を入れずに静かに下ろせるところまでで止め、その状態のままご連絡ください。閉まりきらないことより、傾いたまま何度も上げ下げすることのほうが、あとの工事を大きくします。
触らないでいただきたい場所
- 上部のケース内・巻取り軸とスプリングまわり——強く巻かれたバネの力が、そのまま閉じ込められている場所です。金具を1つゆるめただけで、その力が一度に解放されることがあり、大けがにつながります。
- 脚立を使う高い場所での作業——上を見上げたまま手を伸ばす姿勢は不安定で、転落の危険があります。
- ガイドレールを工具でこじる・叩いて広げる——溝は数ミリ単位で整える部分です。バールやハンマーで力任せに広げると、変形の範囲が広がり、レールごと交換するしかなくなることがあります。
斜め下がりを放置するとどうなるか
「閉まることは閉まるので、そのうち見てもらえれば」——このお言葉は、斜め下がりのご相談でいちばん多く聞くものかもしれません。ただ、この症状に関しては、早く見たほうが工事が小さく済む、というのが現場での実感です。理由を2つに分けてお話しします。
閉まりきらない隙間は、防犯と雨風の弱点になります
片側だけ座板が浮いている状態は、通りから見ても分かります。シャッターの役目は「閉まりきる」ことで初めて果たされますので、下に三角形の隙間が開いているというだけで、防犯の備えとしてはかなり弱くなります。
そして日々の実害として先に出るのは、防犯より雨と土ぼこりのほうです。隙間から雨が吹き込んで床が濡れる、風の強い日に砂がたまる。車庫ならお車の足まわり、店舗や作業場なら床に置いた商品や資材が、シャッターより先に傷んでいきます。中に何を置いているかによっては、こちらのほうがよほど困る、ということもあると思います。
直せる範囲が狭まり、工事が大きくなります
工事をする側から見ると、こちらのほうが重い問題です。傾いたまま開け閉めを続けると、引っかかっている1点に毎回力が集中し、そこを起点にスラットの曲がりが隣の板へ移っていきます。レールの溝も、最初は整えれば戻ったものが、繰り返し押し広げられるうちに戻らなくなります。行き着く先は、一式の入れ替えです。
気づいた時点で見ていれば、スラット数枚の交換とレールの調整で済んだはずのものが、そのまま使い続けたことでレールごとの交換になった。そういう現場を、当社は何度も見てきました。ここで大事なのは、傷みが進む速さを決めるのは日数ではなく、開け閉めした回数だということです。1日に何度も上げ下げする店舗や作業場のシャッターは、住まいの車庫より何倍も早く状態が変わります。
「これは自分では難しそう」と感じられたら、無理をせずご相談ください。
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大阪市都島区で斜め下がりのご相談をいただく背景
あくまで当社が伺った範囲でのお話になりますが、大阪市都島区で斜め下がりのご相談をお受けするとき、当社が足場にしていることをお伝えしておきます。
外したレールを見比べると、当たった跡の大きさと、溝の変形の大きさは、必ずしも比例していません。外からは小さなへこみに見えても、溝の内側では数ミリの余裕が失われている。そうした現物を手に取った経験があるからこそ、「ぶつけたのはほんの少しなのに、こんなに傾くものですか」とお尋ねいただいたときに、「なります」と根拠をもってお答えできます。
住まいの車庫と、店舗・作業場とでは原因の出方が違います
同じ区の中でも、建物の使い方によって、3つの原因のどれが出やすいかが変わります。住まいの車庫では、車の出し入れでレールの下のほうを当てていた、という原因1の出方が目立ちます。傾きに気づくより前に、レールの下端に小さなへこみができていることが多いです。
店舗や作業場のように1日に何度も開け閉めする出入口では、スプリングの消耗が早く進み、原因3の「ある朝から片側だけ重い」という出方が増えます。台車や荷物の角がレールに当たる機会も多く、原因1と重なることもあります。お電話の際に、どんな建物で1日にどのくらい開け閉めしているかを添えていただけると、伺う前に見当をつけやすくなります。
修理の方法と、現地調査から工事までの流れ
原因によって、触る場所も工事の規模も変わります。ここでは大きく2つに分けてお話しします。
ガイドレール・スラットが原因の場合
溝幅が狭くなっている高さを見つけ、スラットの端がきちんと通るように溝を整えるところから始めます。当たった範囲が狭ければ、その部分の修正だけで収まることが多いです。曲がったスラットがあれば、その板を入れ替えます。
スラットは、いちばん下の座板から順に1枚ずつ外していける構造です。傷んでいるのが下のほうなら、必要な枚数だけの交換で済みます。逆に、傷んでいるのが上のほう(シャフト=巻取り軸に近い側)だと、そこに届くまで下のスラットを一度すべて外すことになり、作業は大きくなります。逆に、当たった範囲が広い、レールの固定部まで影響が及んでいる、という場合はレールごとの交換をご提案します。どちらになるかは、現地で見せていただいてから決めます。
片側のスプリングが切れている場合
「切れたバネだけ替えてもらえますか」とよく聞かれるのですが、当社ではその修理はしません。スプリングはシャフト(巻取り軸)の中に、強く巻かれた状態でメーカーの工場で組み込まれているものだからです。修理はシャフト(巻取り軸)ごと、新しいスプリングが組み込まれた新品に交換するやり方になります。
シャフトの寸法は1台ごとに違うため、必ず採寸してから手配します。部品の手配を挟みますので、現地調査の日にその場で終わる工事ではなく、日を改めての施工になります。採寸を省くと届いた軸が合わない、という事態になりますので、この工程は省きません。
現地調査から工事までの流れ
- お電話またはLINEで、症状といつから傾いたのかをお聞かせください。写真があればより正確にご案内できます。
- 代表がお伺いし、現地で原因を確認したうえで、その場で修理の中身と概算をお伝えします。
- 部品交換が必要な場合は、メーカー確認のうえ正式なお見積もりをご提示します。
- ご納得いただいてから工事日を調整し、弊社の職人が施工します。
気になる修理費用について
いちばん気になるのは費用だと思います。ただ、この記事でお話ししてきたとおり、斜め下がりは「レールの溝を整える」「スラットを数枚替える」「巻取り軸ごと交換する」のどれになるかで、作業の中身がまったく別ものになります。同じ斜め下がりでも、金額の桁が変わることさえあります。そのため、シャッターを見る前に「斜め下がりならいくら」と申し上げることはしていません。現地で原因を確かめたうえで、その場で概算をお伝えします。現地調査・お見積もりは無料です。
実際にどんな作業になるのかは、施工事例のページで公開しています。金額も含めてご覧いただけますので、文章でのご説明より、写真と一緒に見ていただくほうが分かりやすいかと思います。
実際の施工事例はこちら:施工事例一覧((株)若松シャッター)
大阪市内での実例:
シャフト(巻取り軸)ごと交換した実例:
レールとスラットの関係を直した実例(斜め下がりとは別の症状ですが、作業の中身の参考になります):
会社のことをきちんと確かめてから相談したいという方は、対応エリア・実績・会社情報をまとめた(株)若松シャッター 公式トップもご覧ください。どんな人間が現場に伺うのか、安心して判断していただけます。
よくあるご質問
Q1. 斜めですが閉まってはいます。急いで直す必要はありますか?
- 閉まっていても、早めに見ておかれることをおすすめします。
- 傾いたまま使うということは、片側だけに無理をかけ続けるということだからです。
- 整えるだけで済んだはずのレールやスラットが、使い続けるうちに交換になることがあります。
Q2. 自分で直すことはできますか?
- 斜め下がりは、ご自分で直せる症状ではありません。
- 安全にできるのは、いつから・どちら側が・当たった跡はあるか、の3点を確かめるところまでです。
- ケースの中のスプリングまわりと、脚立に上っての作業だけは、けがにつながりますので手を出さないでください。
Q3. ぶつけた覚えがないのに斜めになりました。原因は何ですか?
- ある日を境に急に傾いたなら、片側のスプリング切れをまず考えます。
- スプリングは経年劣化で力が落ち、やがて切れます。
- ご本人に自覚がないだけで、ご家族や配達の方が軽く当てていた、というケースも実際にあります。当たった跡が小さくても、溝の内側では余裕が失われていることがあります。
Q4. 電動シャッターでも斜めになりますか?
- なります。レールの溝幅が狭くなる、スラットが曲がる、という原因は、手動か電動かに関係なく起こります。
- 電動でもバネの力を併用する機種であれば、片側のスプリング切れが原因になることがあります。
- モーターだけで動く機種にはスプリングがありませんので、その場合は巻取り軸の破損や、軸の収まりのずれを疑います。
Q5. 大阪市都島区のどのあたりまで来てもらえますか?
- 大阪市都島区であればお伺いしています。
- 大阪市内では淀川区・東淀川区・福島区でもお請けした工事があり、施工事例のページでご覧いただけます。
- 斜め下がりは、レールとスラットを実際に見ないと原因を決められない症状です。まずは現地で見せていただくところから始めさせてください。現地調査・お見積もりは無料です。
まとめ
斜め下がりの原因は、ガイドレールの溝幅・スラットの変形・片側のスプリング切れ、この3つに絞られます。「ある朝いきなり」ならスプリング、「いつの間にか少しずつ」ならレールかスラット。伺う前の見当は、この分け方から始まります。
ご自分でしていただきたいのは、いつから・どちら側が・当たった跡はあるか、の3点を見ておくことと、それ以上シャッターを往復させないこと。この2つだけで、直せる範囲を狭めずに済みます。ケースの中や脚立の上には手を出さないでください。
大阪市都島区でシャッターの傾きが気になっておられましたら、どうぞお気軽にご相談ください。代表が直接お伺いして、その場で原因と概算をお伝えします。
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