こんにちは!兵庫・大阪エリアでシャッター修理・交換を行っている『(株)若松シャッター』代表の若松です。今回は【電動シャッターが動かないときに確認する順番】について、17年の現場経験から分かりやすく解説します。
結論から言うと、電動シャッターが動かないときは、原因を当てにいくより先に「どこまで反応しているか」を見る順番が決まっています。①押釦(スイッチ)とリモコンの両方が無反応か、片方だけか ②ブレーカーなどの電源 ③制御盤 ④開閉機(モーター)、の順です。この順で見ると、ご自分で確かめられる範囲と、そこから先の範囲がはっきり分かれます。無理に手で動かそうとせず、まずは反応の出方を確かめてください。
お客様
朝から店のシャッターが上がらないので、脚立に上ってケースのふたを開けてみようかと思っているんですが……
若松代表
ケースのふたは、そのままにしておいてください。脚立の上は足もとが不安定ですし、中の部品には大きな力がたまっています。
朝、店を開けようとしたらシャッターが上がらない。夜、閉めようとしたのに途中から先へ進まない。電動シャッターが動かなくなると、その日の予定がまるごと止まってしまいます。しかも困るのは、原因が「電気の話」なのか「機械の話」なのかが、見ただけでは分からないことです。ボタンを何度も押してみる、ブレーカーを見に行く、そのうちどこを触っていいのか分からなくなる——現場で伺うと、ここで手が止まってしまう方もおられます。
この記事では、原因を並べるのではなく、見る順番に沿ってご説明します。順番が決まっている理由、ご自分で確かめてよい範囲、絶対に触らないでいただきたい場所、そして修理の進め方までを順にお伝えします。
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まず確かめるのは「どこまで反応しているか」
お客様
動かない原因を探したいんですが、何から手をつければいいでしょう?
若松代表
押したとき、カチッという音やうなる音はしましたか?押釦とリモコンで違いはありましたか?
お客様
どちらで押しても、何の音もしませんでした。
若松代表
音がまったくないなら、電気が届いていない側から見ていきます。分電盤で、シャッターの回路のブレーカーが落ちていないかを見てください。
「動かない」という言葉の中には、実はまったく違う状態がいくつも含まれています。うんともすんとも言わないのか、音はするのか、少しだけ動いて止まるのか。ここを分けずに原因を探しはじめると、関係のない場所ばかりを見ることになります。
押釦(スイッチ)とリモコン、両方が無反応か・片方だけか
最初に確かめていただきたいのは、この一点です(うなる音や引っかかりがすでに出ているときは、押し直さず、それまでの様子を思い出すだけにしてください)。壁の押釦(スイッチ)を押しても、リモコンを押しても、まったく反応がないのか。それとも、リモコンは効かないけれど押釦(スイッチ)なら動くのか。逆に、押釦(スイッチ)は効かないのにリモコンでは動くのか。
片方だけが効かないのであれば、シャッター本体を動かす仕組みそのものは生きています。効かないほうの操作系だけを見ればよいので、話がぐっと狭くなります。両方とも無反応のときは、操作系より手前——電源や制御の側で止まっている可能性が高くなります。
まったくの無音か、音はするのか
次に、押したときの音を思い出してください。カチッという小さな音もしないのか。それとも「ウーン」とうなるような音がして、それでもシャッターが動かないのか。
この2つは、見る場所がまったく違います。完全な無音は電気が届いていない側の話、うなる音がするのは電気は届いているのに動かせていない側の話です。同じ「動かない」でも、ここで道が分かれます。
触らないでいただきたい場所
確かめていただくのは、ここまでです。次の場所は、ご自分では触らないでください。
- シャッターケースの中(巻取り軸・バネ・開閉機まわり)。バネを併用するタイプでは、バネに強い力がかかっており、外れると本体が落ちてくることがあります
- 制御盤のふたを開けて中の配線を触ること。通電したままの部分があります
- 脚立に乗っての高所作業。手が届かない高さで無理をすると、転落につながります
- 動かないシャッターを、力ずくで押し上げる・引き下ろすこと
確認する順番には理由があります
お客様
見る順番は分かりましたが、私が自分で手を出せるのはどの段階までですか?
若松代表
分電盤のブレーカーを見ることと、リモコンだけ効かないときの電池替えまでです。制御盤と開閉機は、外から見るだけにしてください。
お客様
停電のあとから動かないので、制御盤のヒューズを自分で替えてみてもいいですか?
若松代表
ヒューズを替えようとして制御盤を開けるのは、やめてください。通電したままの所があり、感電する危険があります。
電動シャッターは、①操作する(押釦・リモコン)→ ②電気が来る(電源)→ ③指示を出す(制御盤)→ ④実際に動かす(開閉機)、という流れで動いています。動かないときは、この流れのどこかで切れています。手前から順に見ていくと、切れている場所を絞り込みやすくなります。逆に、いきなり開閉機を疑ってしまうと、実はブレーカーが落ちていただけ、ということが起こります。
①押釦(スイッチ)とリモコンの効き方
リモコンだけが効かない場合、まず疑うのは電池です。動きはするけれど反応が鈍い、近づかないと効かない、というときも電池の消耗で説明がつくことがあります。電池を替えても変わらないときは、リモコン本体か、信号を受け取る側の不具合が考えられます。
押釦(スイッチ)だけが効かない場合は、スイッチそのものの接点の傷みや、そこまでの配線の断線が考えられます。毎日押される部分なので、長く使ううちに反応が悪くなっていきます。
②電源とブレーカー
両方とも無反応のときは、電源を確かめます。分電盤を見て、シャッターの回路のブレーカーが落ちていないか。建物全体が停電していないか。
停電中に電動シャッターが動かないのは、故障ではありません。モーターへ電気が届いていないだけで、構造上そうなります。問題は、電気が戻ったあとも動かないときです。機種によって現在位置の確認が必要になっていることがあり、取扱説明書に沿った復帰操作で戻る場合があります。異音や引っかかりがある場合、ブレーカーが繰り返し落ちる場合は操作せず、ご相談ください。復帰操作で戻らない場合は、電源や制御盤などを点検します。
③制御盤
電源が来ているのに、押釦(スイッチ)もリモコンも反応しない。このとき見るのが制御盤です。指示を受け取って開閉機へ伝える部分で、ここが傷んでいると、操作しても何も起きません。
電動シャッターには、いまシャッターがどの高さまで来ているかを見るしくみと、動かすときの負荷を見るしくみが備わっています。どの部品でどのように見ているかはメーカーや型式によって違いますので、ここでは「安全装置」とひとまとめにご説明します。この安全装置が正しく働かなくなると、途中で止まる・戻るといった形で表に出てきます。
④開閉機(モーター)
シャッターを開閉している駆動部を開閉機と呼びます。ここまで見てきて異常が見つからないとき、最後に残るのが開閉機です。長年使ううちに力(トルク)が落ちてくると、「うなる音はするのに動かない」「動き出しが遅い」といった症状が出るようになります。
「これは自分では難しそう」と感じられたら、無理をせずご相談ください。
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音はするのに動かないときは、見る場所が変わります
「うなる音はするのに動かない」というご相談もいただきます。音がしている以上、電気は届いています。届いているのに動かせていないので、力の側の話になります。
うなる音がするのに動かない
主な原因は、開閉機の経年による力(トルク)の低下と、制御盤の不具合です。動かそうとはしているけれど、動かしきる力が足りていない状態だとお考えください。
なお、この症状を「安全装置が働いているから」と説明されることがありますが、それは別の話です。安全装置が関係するのは、動いている途中で止まる・戻るといった動き方のときで、力が足りずに動き出せない状態とは分けて考えます。
動き出しが遅い・途中で止まる
完全に止まる前に、こうした前触れが出ていることがあります。押してから動き出すまでに間がある、いつもの位置まで行かずに止まる。こうした変化は、開閉機だけでなく、制御盤や安全装置も含めて点検する手がかりになります。
判断の軸は、年数ではありません。①動作音の変化 ②途中停止・反転 ③開閉位置のズレ——これらを手がかりに、開閉機だけでなく制御盤や安全装置も確認します。症状の数だけで修理の範囲を決めず、現場で原因を確かめます。
傷み方は「使った回数」で進みます
電動シャッターの傷みは、建物の古さではなく、開け閉めした回数で進みます。設置からの年数が同じでも、1日に2回しか動かさない住まいの車庫と、日に何度も上げ下ろしする店舗や作業場とでは、たまっている回数がまるで違います。「隣の建物は同じころに建ったのに何ともない」というお話を伺うことがありますが、ここが理由のひとつです。
開閉1万回が交換の目安とされています。機種によっては、この回数を超えると警告のブザーが鳴るタイプもあります。ブザーは「壊れました」という警告ではなく、決められた回数に達しましたというお知らせです。鳴ったからといって慌てる必要はありませんが、点検を考える合図にはなります。
動かないまま放っておくと、どうなるか
開けっ放し・閉めっぱなしが続く
開いたまま止まれば防犯の面で不安が残りますし、閉まったまま止まれば、その出入口が使えなくなります。店舗や作業場では、シャッターが1枚動かないだけで搬入の動線がふさがってしまうこともあります。
手で上げられなくなる段階があります
ここは、ぜひ知っておいていただきたいところです。開閉機(モーター)そのものが完全に壊れてしまうと、機種によっては手で操作して開けることもできなくなります。プロが現場に伺っても、その場でシャッターを開けて差し上げることができず、開閉機を交換するまで動かせません。
つまり、「うなる音はするけれど、なんとか動いてはいる」という段階でご相談いただくのと、完全に止まってからご相談いただくのとでは、その日にできることが変わってきます。前触れの段階で、一度見せていただくことをおすすめします。
大阪市都島区でのご相談と、当社の対応について
大阪市都島区でも、電動シャッターが動かないというご相談をお受けし、実際に伺っています。
現地調査で、その場でお伝えできること
当社は、すべての現場に代表が直接伺います。理由は単純で、そのほうが早いからです。17年ぶんの現場で見てきたものがあるので、その場で原因を切り分け、修理の中身と概算の金額までお伝えできます。部品の交換が必要になる場合だけ、メーカーへ確認したうえで正式なお見積りをお出しします。
「見てもらったけれど、結局あとから電話がくるまで何も分からなかった」ということが起きないように、その場でお話しすることを大事にしています。
修理の方法と、ご相談から工事までの流れ
部品の交換で直る場合
リモコンや押釦(スイッチ)の不具合、配線の断線、制御盤の不具合など、原因がはっきり1か所に絞れる場合は、その部分の交換で対応します。傷んでいる部品だけを入れ替える工事です。
古い機種では、部品がすでに廃盤になっていることがあります。その場合も、メーカーの後継品で寸法や形状を合わせて対応できることがありますので、まずは現物を見せていただくのが早道です。
開閉機の交換、一式更新まで進む場合
開閉機の力が落ちきっている場合は、開閉機の交換になります。当社では、シャフト(巻取り軸)ごと、新品のバネと開閉機が工場で組み込まれたユニットに入れ替えるやり方をとることがあります。本体(スラット・ガイドレール・ケース)はそのまま使い、中身だけを新品にする工事です。
スラットやガイドレールの変形は、傷みの位置や範囲によって、修正や部分交換で対応できるか、一式更新が必要かを判断します。どちらになるかは、現物を見ないと決められません。写真だけで「交換です」と申し上げることはしていません。
ご相談から工事までの流れ
- お電話またはLINEで、症状と現場のご住所をお知らせいただきます
- 代表が直接伺い、現地で原因を確かめます
- その場で修理の中身と概算の金額をお伝えします
- 部品の手配が必要な場合は、メーカーへ確認したうえで正式なお見積りをお出しします
- ご了承をいただいてから施工します
なお、部品の手配が必要になりますと、現地調査の日にその場で完了する工事ではなく、日を改めての施工になります。その場で直せるものと、そうでないものがありますので、現地でご説明します。
気になる修理費用について
「だいたいいくらくらいですか」というお尋ねもいただきます。ただ、正確な金額をお伝えするには、シャッターの大きさ、機種、傷んでいる場所、そして原因が1か所なのか複数なのかを見る必要があります。同じ「動かない」でも、リモコンの不具合と開閉機の交換とでは、工事の中身がまったく違います。
ご請求額まで載せていますので、金額の感覚をつかんでいただけると思います。
実際の施工事例はこちら:施工事例一覧((株)若松シャッター)
【大阪市】での実例:
開閉機(モーター)まわりの修理実例:
現地調査・お見積りは無料です。見てもらったら必ず頼まないといけない、ということはありませんので、判断の材料としてお使いください。
会社のことをきちんと確かめてから相談したいという方は、対応エリア・実績・会社情報をまとめた(株)若松シャッター 公式トップもご覧ください。どのような者が現場に伺うのかも、ご確認いただけます。
よくあるご質問
Q1. 押釦(スイッチ)もリモコンも反応しません。まず何を見ればよいですか?
両方とも無反応でしたら、電源から見てください。
- 分電盤で、シャッターの回路のブレーカーが落ちていないか
- 建物全体が停電していないか
- 押したときに、音が一切しなかったか
ここまで見ても異常がなければ、制御盤より奥の話になりますので、点検をご依頼ください。ケースの中や制御盤の中は、ご自分では開けないでください。
Q2. うなる音はするのに動きません。壊れているのでしょうか?
音がしている以上、電気は届いています。動かせていないので、力の側の話です。
- 主な原因は、開閉機の力(トルク)の低下と、制御盤の不具合です
- この段階では、まだ動くこともあります。ただ、完全に止まると、機種によっては手でも動かせなくなります
- 何度も押し続けると、傷んでいる部分に負担がかかります。連打はお控えください
Q3. 停電のあとから動かなくなりました。関係ありますか?
関係することがあります。停電中に動かないこと自体は、故障ではありません。停電後に現在位置を一時的に見失い、取扱説明書に沿った復帰操作で戻る機種があります。
- 復帰操作で戻らない場合は、電源や制御盤などの点検が必要です
- 異音や引っかかりがある場合、ブレーカーが繰り返し落ちる場合は操作せず、ご相談ください
- 現在位置を一時的に見失うことと、上限・下限の設定そのものがずれることとは別の話です
Q4. 自分で直せる範囲はどこまでですか?
確かめる、までです。分解や調整はなさらないでください。
- ご自分でできること:リモコンの電池交換、ブレーカーの確認、そのとき反応や音があったかを思い出すこと
- 触らないでいただきたいところ:シャッターケースの中、制御盤の中、脚立に乗る高さの作業
- 力ずくで開け閉めしようとすると、傷んでいる部分を壊してしまうことがあります
Q5. 部品交換で済むのか、丸ごと交換になるのかは、どこで分かれますか?
傷んでいる場所と範囲、修正や部分交換で対応できるかを見て判断します。
- リモコン・押釦(スイッチ)・配線・制御盤など、原因が絞れる場合は、その部分の交換で対応します
- 開閉機の力が落ちきっている場合は、開閉機の交換になります
- スラットやガイドレールの変形は、傷みの位置や範囲によって、修正や部分交換で対応できるか、一式更新が必要かを判断します
- この見極めは、現物を見ないとできません。写真だけでは決められないところです
まとめ
電動シャッターが動かないときは、原因を当てにいくより、見る順番を守るほうが早く原因にたどり着きます。①押釦(スイッチ)とリモコンの効き方 ②電源 ③制御盤 ④開閉機(モーター)。この順で手前から見ていけば、ご自分で確かめられる範囲と、そこから先の範囲がはっきり分かれます。
そして、傷み方は年数ではなく開け閉めした回数で進みます。「うなる音はするけれど動いてはいる」という前触れの段階でご相談いただけると、その日にできることが増えます。完全に止まってしまうと、機種によっては手で開けることもできなくなるためです。
大阪市都島区で電動シャッターが動かなくなったときも、お電話またはLINEでご相談を承っています。代表が直接伺って現場を見て、その場で原因と概算の金額をご説明します。
お客様
手前から順に見れば、自分で見る所と任せる所が分かれるんですね。
若松代表
現場には、私が直接伺います。まずはお電話かLINEで、お気軽にご相談くださいね。
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