こんにちは!兵庫・大阪全域でシャッター修理・交換を行っている『(株)若松シャッター』代表の若松です。今回は「下に何も置いていないのに、シャッターのセンサーが反応して止まってしまう」というご相談について、17年の現場経験から分かりやすく解説します。
結論から言うと、何もないのに安全センサーが反応してしまうときに現場でよく見つかるのは、①センサーのレンズ面の汚れ ②投光部と受光部の向き(光軸)のずれ ③朝夕の低い日差しが受光部に直接当たっている ④検知エリアの中に揺れる物や光を出す機器がある、この4つです。まずはレンズ面を乾いた柔らかい布で拭き、センサーの前に揺れる物や光を出す機器がないかを確かめてみてください。そのうえで「雨の日だけ」「夕方だけ」など決まった条件でだけ起きるようなら、配線やコネクタの接触不良も疑います。向きの調整や配線の点検が必要になりますので、無理に触らずご相談ください。
「床には何も置いていないのに、閉めようとすると途中で止まってしまう」「夕方だけ言うことを聞かない」「業者さんに来てもらった日に限って、ちゃんと閉まる」。センサーがらみのご相談では、こうしたお話をよくうかがいます。原因が目に見えないぶん、故障なのか気のせいなのか判断がつかず、そのまま何ヶ月も付き合ってしまっている方も少なくありません。この記事では、そもそもセンサーが何を見て「障害物あり」と判断しているのか、誤って反応してしまうのはどんなときか、そしてご自身で確かめられる範囲はどこまでかを、順にお話しします。
すでに困っておられる状況でしたら、お電話(072-710-5472)、もしくは💬 LINEで無料相談から、お気軽にご連絡ください。現地調査・お見積もりは無料です。
シャッターの安全センサーは、何を見て「障害物あり」と判断しているのか
まず前提として、すべての電動シャッターにこのセンサーが付いているわけではありません。ガイドレールの内側や足元あたりに、小さな窓のような部品が左右で向かい合って付いているタイプがあり、それが今回お話しする安全センサーです。閉まる途中で下に人や物があれば止める、という役割を持っています。
左右で光をやり取りして、見えない一本の線を張っています
このタイプのセンサーは、片側から目に見えない赤外線を出し、反対側でそれを受け取っています。光を出す側を投光部、受け取る側を受光部と呼びます。左右のあいだに、目には見えない一本の線が張られている、とイメージしていただくと分かりやすいと思います。
判断しているのは「届いた光の量」です
ここが大事なところです。センサーは物の形を見ているわけでも、人かどうかを見分けているわけでもありません。受光部に届く光の量が、あらかじめ決めた基準より少なくなったときに「何かが遮った=障害物あり」と判断する、という単純なしくみです。
裏を返せば、障害物が無くても、何らかの理由で届く光の量が減ってしまえば、センサーは同じように反応します。これが「何もないのに止まる」の正体です。センサーが壊れているとは限らず、むしろ設計どおりに働いているケースのほうが多いのです。
防火シャッターの「当たると止まる装置」とは別のものです
よく混同されるのですが、火災時に自動で降りる防火シャッターに付いている危害防止装置は、これとは別のしくみです。あちらは一番下の板(座板)の下面にスイッチが仕込まれていて、実際に人や物に当たった力でスイッチが入ります。光ではなく接触で検知するタイプです。
今回お話ししているのは、普段お使いのシャッターの手前で光をやり取りしているタイプ。触れる前に止めるのが光のセンサー、触れてから止めるのが座板のスイッチ、という違いがあるとお考えください。
何もないのにセンサーが反応してしまう、代表的な4つの原因
現場で実際に見つかることの多い順に挙げていきます。どれも「センサーが壊れた」というより、光が届きにくくなったことが共通しています。
原因1|レンズ面の汚れ
いちばん多く、いちばん簡単に直る原因です。センサーの窓の部分に砂ぼこりや雨のあと、クモの巣、塗装のときに飛んだ塗料などが付くと、それだけで届く光の量が落ちます。屋外に面したシャッターや、車の出入りが多い場所では、思っている以上に早く汚れます。
拭いていただく際は、乾いた柔らかい布で軽く拭う程度にしてください。アルカリ性・酸性の洗剤や、シンナーなどの溶剤は使わないでください。レンズが曇ってしまうと、かえって反応しやすくなります。
原因2|投光部と受光部の向き(光軸)のずれ
左右のセンサーは、互いに正面を向いて初めて十分な光をやり取りできます。片側がわずかに傾いただけでも、受け取れる光の量は落ちます。物をぶつけた、掃除のときに手が当たった、シャッターの開閉の振動が長年積み重なった。きっかけは、その程度のことで十分です。
ご自身で向きを直したくなるところですが、これはおすすめできません。感度は「正常な状態」を基準に設定されているため、向きを動かすとその設定と噛み合わなくなり、今度は本当に物があるときに止まらない、という危険な状態になりかねません。
原因3|朝夕の低い日差しが、受光部に直接当たっている
これは意外に知られていない原因です。朝や夕方、太陽の位置が低い時間帯に、受光部へ日光がまっすぐ差し込むと、誤って反応することがあります。センサーが扱っているのは赤外線ですから、強い光が正面から入ってくると、正しく判断できなくなるのです。
「決まって夕方だけ」「西日が入る時期だけ」というご相談は、まずここを疑います。逆に言えば、症状が出る時間帯を覚えておいていただくだけで、原因の絞り込みが一気に進みます。
原因4|検知エリアの中に、揺れる物や光を出す機器がある
センサーの線の上や近くに、風で揺れるのれん・ビニールカーテン・植木、あるいは出入りする人や台車の影が入ると、そのたびに反応します。また、近くに強い光を出す照明機器がある場合も、影響を受けることがあります。
「最近、シャッターの近くに物を置くようになった」「照明を替えた」といった心当たりがあれば、いったん元に戻して様子を見ていただくと切り分けができます。
「特定の日・特定の条件だけ」起きるなら、配線と水を疑います
ここからは、少し厄介なタイプです。いつも起きるわけではなく、条件がそろったときだけ症状が出る。原因が配線側にあるときに、この出方になります。
雨の日・湿気の多い日だけおかしくなる
センサーの配線は、つなぎ目を防水の処理でくるんであります。この処理が経年で傷んだり、もともと隙間があったりすると、そこから水が入り込みます。つなぎ目に水が入ると、誤って反応することがあります。
ガイドレールのカバーの内側に雨水が入り、線を伝ってセンサー側へまわり込むこともあります。「雨の翌日だけ」「梅雨の時期だけ」という出方をする場合は、まずこの線を疑います。
来てもらった日に限って、症状が出ない
お客様がいちばん困られるのが、この出方です。配線のつなぎ目が完全に外れているのではなく、腐食や汚れによって「つながってはいるが抵抗が増えている」状態だと、温度・湿気・振動といった条件がそろったときだけ症状が出ます。当然、点検に伺った短い時間では再現しません。
この場合、その場で異常が出なかったからといって「異常なし」で終わらせてしまうと、また同じことが起こります。いつ・どんな天気のとき・どの時間帯に起きたかを控えておいていただけると、原因を絞り込む大きな手がかりになります。
配線の引っ張られ・抜けかけ
センサーの配線は細く、長く引き回されています。何かの拍子に引っ張られると、防水処理の下でつなぎ目が緩んでいることがあります。外からは何も分からず、テープを外して確かめて初めて見つかる、という類の不具合です。
ここは資格と工具が要る領域ですので、ご自身で開けて確かめることはなさらないでください。シャッターの配線トラブルについては、別の記事でも触れています。
症状の出方から、センサー以外の原因と見分ける
「途中で止まる」という症状は、センサーだけが原因ではありません。むしろ別の原因のほうが多いくらいです。ここを取り違えると、センサーを掃除しても何も変わらない、ということになります。止まったあとの動き方に注目してみてください。
止まったあと、そのまま上がっていく・しばらくして降りてくる
閉めている途中で止まるだけでなく、そこから反転して上がってしまう場合は、センサーとは別の原因を先に疑います。反転してその場で止まるのか、いったん上がってからまた降りてくるのかで、見るべき場所が変わります。詳しくはシャッターが途中で反転して上がってしまう原因で解説しています。
止まる位置が、いつも同じ高さ
毎回きっちり同じところで止まるなら、その高さに物理的な原因があることが多いです。ガイドレールの変形やスラットの歪みなど、動きを妨げる「形の変化」です。センサーの誤反応であれば、止まる位置はもう少しばらつきます。
押しボタンにもリモコンにも、まったく反応しない
そもそも動き出さない場合は、センサーの話ではありません。押しボタンとリモコンの両方が無反応か片方だけか、電源は来ているか、という順で切り分けていきます。この場合は電動シャッターが完全に動かないときの原因をご覧ください。
ご自身で確認できること・やってはいけないこと
安全に関わる部品ですので、ここははっきり分けてお伝えします。
していただいてよいのは、この4つまでです
- センサーの窓を、乾いた柔らかい布で軽く拭く。左右の両方を拭いてください。片側だけでは変わらないことがあります。洗剤や溶剤は使わないでください。
- センサーの前に、揺れる物・置いた物がないか見る。のれん、ビニールカーテン、植木、台車、段ボールなど。いったんどけて、症状が変わるか確かめてください。
- 症状が出る条件を控えておく。時間帯(朝・夕方)、天気(雨・晴れ)、季節。これがそのまま原因の絞り込みに直結します。
- 止まったあとの動きを見ておく。その場で止まるのか、上がっていくのか、しばらくして降りてくるのか。原因の見分けに使えます。
触らないでいただきたいところ
- センサーの向きを自分で動かすこと。感度の設定と噛み合わなくなり、本当に物があるときに止まらなくなる恐れがあります。
- センサー本体や配線のカバー、制御盤の箱を開ける行為。中は電気の配線です。資格のない方が手を入れる場所ではありません。
- センサーに潤滑剤を吹く、テープを貼って隠すといった自己流の手当て。レンズが曇り、症状が悪化します。
- 反応するのが煩わしいからと、センサーの働きを止めてしまうこと。人や車を挟む事故に直結します。
- 止まったシャッターを手で押し下げる、無理に動かすこと。
拭いても物をどけても変わらない場合は、向きの調整・感度の設定・配線の点検が必要な段階です。いずれも現物を見ながらでないと判断できませんので、その状態のままご相談ください。
「これは自分では難しそう」と感じられたら、無理をせずご相談ください。
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気になる修理費用について
費用は、原因がどこにあったか(清掃と調整で収まるのか、部品や配線の交換が必要なのか)、シャッターの大きさや設置状況によって現場ごとに変わります。そのため、まずは無料の現地調査で状態を確認し、概算をお伝えしてから作業に入ります。実際にどのような作業を行っているかは、施工事例のページで内容をご覧いただけます。
実際の施工事例はこちら:施工事例一覧((株)若松シャッター)
配線まわり・途中で止まるときの修理実例:
会社のことをきちんと確かめてから相談したいという方は、対応エリア・実績・会社情報をまとめた(株)若松シャッター 公式トップもご覧ください。どんな人間が現場に伺うのか、安心して判断していただけます。
よくあるご質問
Q1.センサーを掃除すれば直りますか?
- 汚れが原因であれば、それだけで直ることがあります。まず試していただく価値は十分にあります。
- ただし左右の両方を拭いてください。片側だけでは変わらないことがあります。
- 拭いても変わらない場合は、向きのずれや配線側の原因が考えられますので、点検をご検討ください。
Q2.夕方だけ止まるのですが、故障でしょうか?
- 太陽の位置が低い時間帯に、受光部へ日光がまっすぐ当たって誤って反応している可能性があります。
- 部品そのものは壊れていないことが多く、向きや設定の調整で改善する場合があります。
- 「どの時間帯か」「どの季節から出はじめたか」を控えておいていただけると、判断が早くなります。
Q3.来てもらった日は正常に動きました。もう一度呼んでもよいですか?
- もちろんです。むしろ、その場で再現しないタイプの不具合は珍しくありません。
- 配線のつなぎ目が「つながってはいるが抵抗が増えている」状態だと、条件がそろったときだけ症状が出ます。
- 発生した日時と天気の記録があると、原因を絞り込みやすくなります。
Q4.センサーの働きを止めてしまってもよいですか?
- おやめください。人や車を挟む事故を防ぐための装置です。
- 止めてしまえば確かに閉まるようになりますが、本当に下に人がいたときにも止まらなくなります。
- 誤って反応するのには必ず理由がありますので、原因のほうを解消してください。
Q5.うちのシャッターに、このセンサーは付いていますか?
- すべての電動シャッターに付いているわけではありません。年式や仕様によって異なります。
- ガイドレールの内側や足元に、小さな窓のような部品が左右で向かい合って付いていれば、その可能性があります。
- 現物を見れば判断できますので、分からない場合は無料の現地調査でご確認ください。
まとめ
シャッターの安全センサーは、左右で赤外線をやり取りし、届く光の量が減ったことをもって「障害物あり」と判断しています。だからこそ、下に何も無くても、レンズの汚れ・向きのずれ・朝夕の低い日差し・検知エリアの中の揺れる物や光を出す機器といった理由で光が届きにくくなれば、同じように反応します。壊れているのではなく、設計どおりに働いていることのほうが多いのです。ご自身でしていただけるのは、左右のレンズを乾いた布で拭く/前に置いた物をどける/症状が出る時間帯と天気を控える/止まったあとの動きを見ておく、この4つまで。向きの調整や配線の点検は、感度の設定と一体で判断する必要があるため、無理に触らないでください。とくに「雨の日だけ」「夕方だけ」「来てもらった日は動く」という出方をしている場合は、その記録そのものが原因を絞り込む手がかりになります。どんな現場も、代表が直接見ます。兵庫・大阪エリアのシャッターのことなら(株)若松シャッターへ、まずはお気軽にご相談ください。
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