こんにちは!兵庫・大阪全域でシャッター修理・交換を行っている『(株)若松シャッター』代表の若松です。今回は「防水シャッターはどうやって水を止めるのか」について、17年の現場経験から分かりやすく解説します。
結論から言うと、防水シャッターが水を止められるのは、閉めきったあとにパネルを上下・前後から押さえ付ける「圧迫(あっぱく)」という動作を行い、床やレール内側の防水ゴムにパネルをぴったり密着させて、水の通り道をなくしているからです。普通のシャッターはそもそも水を止める作りにはなっていないため、浸水対策には専用の防水シャッターが必要です。ただしゴムの劣化や停電時の備えなどで性能は変わるため、いざというときに効かせるには定期的な点検が欠かせません。
「大雨や台風のたびに浸水が心配」「地下や半地下の入口を水から守りたい」——近年はこうしたご相談が増えています。普通のシャッターを閉めても水が入ってきてしまうのは、実は当然のこと。この記事では、防水シャッターがどんな仕組みで水を止めているのか、普通のシャッターと何が違うのか、そして見落とされやすい注意点までをまとめました。設備選びや点検の判断材料にしていただければと思います。
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普通のシャッターは「防水」ではありません
なぜ普通のシャッターは水が入ってくるのか
まず大前提として、一般的なシャッターは「雨風や外からの視線・侵入をやわらげる」ためのもので、水をせき止める前提では作られていません。パネル同士のわずかな隙間、パネルとガイドレールの間、床との取り合い部分など、水はこうした細かな隙間から入ってきます。しっかり閉めても、たまった水は低いところへ流れ込もうとするため、普通のシャッターでは足元からの浸水は防ぎきれないのです。
「防水シャッター」は水害対策の専用設備
これに対して防水シャッターは、浸水そのものを食い止めることを目的に設計された専用の設備です。見た目は普通のシャッターに近いものもありますが、中身は別物と考えてよいほど作りが違います。水圧を受け止められる頑丈なパネルに、水の通り道をふさぐためのゴムや押さえ付ける機構が組み込まれており、「閉めれば水が入らない」状態を意図的に作り出せるようになっています。
防水シャッターはどうやって水を止めるのか
閉めた後の「締め付け(圧迫)」で隙間をなくす
防水シャッターの一番の特徴は、「閉める」だけで終わらないことです。多くの製品では、パネルを一番下まで下ろしたあとに、もうひとつ「圧迫」という締め付けの操作を行います。上下方向・前後方向からパネルを押さえ付け、隙間をぎゅっと詰めることで、はじめて水を止められる状態になります。つまり「閉める」→「締め付ける」の2段階で防水性能が完成する、という点が普通のシャッターと大きく違うところです。
レール内やパネルのゴムで水の通り道をふさぐ
締め付けたときに効いてくるのが、各所に仕込まれた防水ゴムです。左右のガイドレールの内側や、パネル同士のつなぎ目にゴムのシールが入っており、圧迫でパネルがこのゴムに密着することで、水の通り道がふさがれます。ゴムがきちんと当たっているかどうかが防水性能を左右するため、製品によっては、わずかな漏れも見逃さないよう水を検知するしくみを備えているものもあります。
床(下枠)に押し付けて足元からの浸水を防ぐ
浸水でいちばん危ないのは足元です。防水シャッターでは、一番下のパネルを床側の水切り部分にしっかり押し付けることで、地面を伝って入ってくる水をせき止めます。ここは特に精度が求められる部分で、ほんのわずかな隙間でも水は入り込みます。だからこそ、下端をきっちり床に密着させる押さえ付けの機構が、防水シャッターには組み込まれているのです。
普通のシャッターと防水シャッターの違い
構造の違い(押さえ付け機構とゴム)
普通のシャッターと防水シャッターの一番の違いは、「水を止めるための仕掛けがあるかどうか」です。防水シャッターには、次のような要素が備わっています。
- パネルを上下・前後から押さえ付ける締め付けの機構
- ガイドレール内側やパネルのつなぎ目に入った防水ゴム
- 下端を床に密着させて足元からの浸水を防ぐ構造
- 水圧を受け止められる頑丈なパネル
普通のシャッターにはこうした仕掛けがないため、見た目が似ていても、防水性能はまったく別物になります。
操作の違い(閉める+締め付ける)
操作の面でも違いがあります。普通のシャッターは「開ける・閉める」だけですが、防水シャッターは閉めたあとに「締め付ける(圧迫)」、開けるときは「締め付けを解除してから開ける」という手順になります。いざというときに慌てないよう、使い方を事前に確認しておくことも大切です。電動タイプでは、この一連の動きをボタン操作で行えるものが一般的です。
防水シャッターで見落とされやすい注意点
ゴムの劣化・変形で防水性能は落ちる
防水シャッターの性能は、ゴムのシールがきちんと密着することで成り立っています。ゴムは消耗する部材なので、年数が経つと硬くなったり、変形したりして、圧迫してもぴったり当たらなくなることがあります。「設置したから安心」ではなく、ゴムの状態を含めて定期的に点検し、傷んでいれば早めに手を入れることが、いざというときに水を止められるかどうかの分かれ目になります。
停電と予備電源(バッテリー)の寿命
水害は停電をともなうことが少なくありません。電動タイプの防水シャッターでは、停電しても閉じて締め付けができるように、予備電源(バッテリー)を備えたものがあります。ただしバッテリーには寿命があり、期限が切れたまま放置されていると、肝心なときに動かないということが起こり得ます。装置そのものは付いていても、電源が切れていれば働きません。バッテリーは「壊れたら替える」ものではなく「期限が来たら替える」ものとお考えいただくと安心です。
幅の広い開口部は中柱で支えることがある
間口の広い出入口や大きな開口部では、水圧をしっかり受け止めるために、取り外しできる補強の柱(中柱)を立てて支える方式がとられることがあります。使うときにだけ柱をセットする形になるため、「柱があると邪魔では」と心配される方もいますが、普段は収納しておける製品もあります。どんな納まりになるかは開口部の大きさや現場の条件で変わるので、実際の設置を検討する際は現地を見て判断するのが確実です。
「これは自分では難しそう」と感じられたら、無理をせずご相談ください。
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こんな場所・お悩みに向いています
浸水リスクの高い立地・地下や半地下
川や水路の近く、周囲より低い土地、地下・半地下の駐車場や店舗の入口など、水がたまりやすい場所は防水シャッターの効果が生きやすい立地です。過去に一度でも浸水した、あるいは近隣で浸水被害があったという場合は、対策を検討する価値があります。大切な設備や在庫、車などを水から守りたい倉庫・店舗でも選ばれています。
後付け・交換を考えるときの考え方
防水シャッターは、開口部の大きさ・形、建物の構造、想定する水位などによって、付けられる製品や納まりが変わります。今あるシャッターをそのまま防水化できるとは限らず、状況によっては開口部まわりの下地から見直すことになります。「うちの入口に付けられるのか」「どのくらいの水位まで想定すべきか」といった点は、現場を見ないと判断できない部分です。まずは現状を見せていただき、必要な対策の大きさをお伝えするところから始めるのがおすすめです。
気になる修理・交換の費用について
防水シャッターの設置や点検・修理の費用は、開口部の大きさ、現場の納まり、想定する水位、電動か手動かなどによって大きく変わるため、「いくらです」と一律にはお伝えできません。(株)若松シャッターでは、代表が直接現地を確認し、その場で状況と概算の費用感をお伝えしています。現地調査・お見積もりは無料です。
実際にどんな工事をしていくらだったのか、施工事例では実際のご請求額を公開しています。判断材料としてぜひご覧ください。
実際の施工事例はこちら:施工事例一覧((株)若松シャッター)
会社のことをきちんと確かめてから相談したいという方は、対応エリア・実績・会社情報をまとめた(株)若松シャッター 公式トップもご覧ください。どんな人間が現場に伺うのか、安心して判断していただけます。
よくあるご質問
Q1. 普通のシャッターを防水シャッターの代わりにできますか?
普通のシャッターは水を止める作りにはなっていないため、代わりにはなりません。パネルやレールに隙間があり、閉めても足元などから水が入ってきます。浸水対策が目的であれば、水を止める仕掛けを備えた専用の防水シャッターをご検討ください。
Q2. 防水シャッターを閉めれば完全に水は入りませんか?
正しく締め付けができ、ゴムなどの部材が良い状態であれば、想定した水位までの浸水を大きく防げます。ただし性能はゴムの状態や設置条件に左右され、想定を超える水位では限界もあります。「付けたから絶対大丈夫」と過信せず、定期的な点検とあわせて備えることが大切です。
Q3. 点検はどのくらいの頻度で必要ですか?
いざというときに確実に働かせるため、定期的な点検をおすすめします。特にゴムの劣化・変形や、電動タイプの予備電源(バッテリー)の期限は、外から見ただけでは分かりにくい部分です。梅雨や台風のシーズンを迎える前など、区切りのよいタイミングで一度見ておくと安心です。心配な点があれば現地を確認しますので、お気軽にご相談ください。
まとめ
防水シャッターは、閉めきったあとにパネルを押さえ付ける「圧迫」で、床やレール内側の防水ゴムにパネルを密着させ、水の通り道をなくすことで浸水を防ぐ専用設備です。普通のシャッターとは構造も操作も別物で、「閉める」+「締め付ける」の2段階で性能が完成します。一方で、ゴムの劣化や停電時の予備電源など、性能を保つには定期点検が欠かせません。浸水リスクのある立地でお悩みの方は、まず現状を見せていただければ、必要な対策の大きさをお伝えします。どんな現場も、代表が直接見ます。
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